虚業商法十カ条:第九条『マスコミこそ最高の味方』(2)
もう一つ、昭和八年、新聞にこんな記事が出たことがある。
《焼きも焼いたり三十六貫。この価がなんと四万八千円(当時米一石が二十一円)。焼いたのは真珠王・御木本老人》
要するに、幸吉が神戸商業会議所の前で不良真珠を焼いたという記事である。
その頃、市場では養殖期間の短い不良真珠が大量に出回り、問題となっていた。
幸吉は外国人の多い神戸で、わざわざ大々的に焼いて見せることで”御木本では不良品はかく処分している”ということをデモンストレーションしたのである。
いかにも御木本の考えつきそうなプランであった。彼はマスコミを手玉に取っていたのだ。
・・・・・・次号更新【虚業商法十カ条:第十条】に続く
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真の虚業家の使命は何よりも時代に風穴を開け、閉塞的状況を束の間でもひっくり返して見せることである。「国際暗黒プロデューサー」、「神をも呼ぶ男」、「虚業家」といった呼び名すら弄ぶ”怪人”『康芳夫』発行メールマガジン。・・・配信内容:『康芳夫の仕掛けごと(裏と表),他の追従を許さない社会時評、人生相談、人生論などを展開,そして・・・』・・・小生 ほえまくっているが狂犬ではないので御心配なく 。
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