虚人魁人 康芳夫 国際暗黒プロデューサーの自伝/康芳夫(著)より

虚人魁人 康芳夫 国際暗黒プロデューサーの自伝/康芳夫(著)より

高級クラブで豪遊(1)

毎週、映画研究会やら写真同好会などのサークルが順番に主催して、ダンスパーティーを開く。必ず東京女子大や日本女子大などの女子学生とそれをめあての一般学生が大勢来るので、カレーライスの匂いがするような汚いホールが毎週満杯になった。このパーティーで演奏する軽音楽部などのバンドの仕込みとギャラ、そしてパーティーの入場券、いわゆる「パー券」を私がすべて仕切ったのだ。むろん、手口は同じ。例によって私は「学内問題粛正委員会委員長」なるわけのわからぬ名刺を持って乗りこみ、仕切ってしまったのだ。

これらの収入を合計すると、年間で五~六〇〇万円以上あっただろうか。いまの金額ではゆうに数千万円以上になっただろう。とにかくすごい金額だった。

当時の学生は、家庭教師とかふすま張りなんかのアルバイトをしていた。がんばってもせいぜい月に一万円ほどの収入だ。そんなふうに汗水たらして働くのは元来私の主義には合わないのだ。

・・・次号更新【『虚人魁人 康芳夫 国際暗黒プロデューサーの自伝』 official HP ヴァージョン】に続く

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あの素晴らしきキワモノ 大金を投じたイベントから生まれることはない発想! 月本裕(作家):SPA!(1991.11/27)より

人間とサルのあいのこという触れ込みの、オリバー君を呼んだ時には、そのあまりの怪しさが物議をかもした。ボクはいくらなんでもアンタ、これはね~と苦笑したものだった。それでも、生物の種の問題の根幹に触れた、興昧深いサワギではあった。

戦後最大の問題作、謎の作家・沼正三のSM小説『家畜人ヤプー』をプロデュースした時は、その過激な皇室描写に右翼からの抗議を受けた。

あの素晴らしきキワモノ 大金を投じたイベントから生まれることはない発想!

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