米国記者と英国記者のイガミ合い(1)
三日後の十日、ロンドンで記者会見が行なわれた---。場所はロンドンの目抜き通り、ブルックリストリートのクラウリッジ・ホテルの斜め前にある日本レストラン。
会場には地元イギリスの各紙はもちろん、『AP』、『ロイター』、『NBC』、『ニューズ・ウィーク』、『タイム』、『ニューヨーク・タイムズ』、『パリ・マッチ』、『プレイボーイ』など世界中の大新聞、大雑誌、大通信社はすべて来ていた。
私は、この大舞台で、ここを先途と吹きまくった。
世界を相手に、思う存分、ホラが吹ける、こんなチャンスなんてそうザラにはあるわけではない。
記者たちの質問は、まず、この探検の目的とスポンサーの問題に集中した。とくにイギリスの記者は私に対し敵意ムキ出しで迫って来た。
「いったい、何が目的なのか。金儲けのためだろう」
「これは、私の<七つの冒険シリーズ>の一つだ。虚構と現実の皮膜に目的が存在する。あなたたちの”豊かな常識”では、冒険とは儲かることになっているらしいですナ」
私は軽く煙に巻いた。通訳の加藤クンが虚構と現実の皮膜というのをどう訳したらいいか大汗をかいている。
・・・・・・次号更新【米国記者と英国記者のイガミ合い(2)】に続く
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『虚実皮膜の狭間=ネットの世界で「康芳夫」ノールール(Free!)』
真の虚業家の使命は何よりも時代に風穴を開け、閉塞的状況を束の間でもひっくり返して見せることである。「国際暗黒プロデューサー」、「神をも呼ぶ男」、「虚業家」といった呼び名すら弄ぶ”怪人”『康芳夫』発行メールマガジン。・・・配信内容:『康芳夫の仕掛けごと(裏と表),他の追従を許さない社会時評、人生相談、人生論などを展開,そして・・・』・・・小生 ほえまくっているが狂犬ではないので御心配なく 。
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