虚業商法十カ条:第七条『悪人と呼ばれることを恐れるな』
人の評判ほど当てにならないものはない。東急の五島慶太は、なんと、呼ばれるに事欠いて”強盗慶太”とアダ名されていた。正力松太郎は物わかりの悪い、ガンコジジイと噂されていた。
だが私の会った正力さんは、実にビジネス・ライクな、決断の早い、りっぱな実業家であった。私が、失礼をもかえりみず、クレイ戦のことで正力さんの愛人宅へ押しかけたとき、彼は、イヤな顔もせずに会う約束をしてくれた。
人は自分よりすぐれたもの、自分より強いものに対して、決していい感情は持たないものなのだろう。そして決していい感情を持たないものなのだろう。そして決して良くは言わない。だから逆にいうと、あいつはいい奴だ、善人だと言われるようではダメなのである。
私自身、よく、
「オマエは人徳がない」
と言われることがある。
そう言われると私は内心、シメシメと思う。また一人、オレの価値を認める奴が出てきたかというわけである。
「ホトケのの康さん」
などと呼ばれるようになったらオシマいだ。
悪源太義平、悪七兵偉景清・・・・・・”悪”には”強い”という意味も含まれているのだ。悪口は”羨望”の裏返しに過ぎない。
・・・・・・次号更新【虚業商法十カ条:第八条】に続く
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真の虚業家の使命は何よりも時代に風穴を開け、閉塞的状況を束の間でもひっくり返して見せることである。「国際暗黒プロデューサー」、「神をも呼ぶ男」、「虚業家」といった呼び名すら弄ぶ”怪人”『康芳夫』発行メールマガジン。・・・配信内容:『康芳夫の仕掛けごと(裏と表),他の追従を許さない社会時評、人生相談、人生論などを展開,そして・・・』・・・小生 ほえまくっているが狂犬ではないので御心配なく 。
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