沼正三のプロペラ航空機・・・19
帰り際、松田暎子がトイレに立った。
すると沼さんも立ち上がった。私は参ったなあ、と思った。康さんを見ると笑っている。
当然でしょう、の顔である。
しばらくして、2人が帰ってきた。変わった様子はない。
飲み会が終った。
外に出てすぐ私は、
「おい、沼さんに頼まれた?」
と彼女に訊いた。
「だって、断れないでしょ」
と言って、彼女はニコッと笑った。
舞台人の、女性の、飛翔力と逡巡のない突破力。
芦川羊子も松田暎子もハイヒールを履いた空港の巨大な女性のようであった。
・・・【沼正三のプロペラ航空機:劇的な人生こそ真実(萩原朔美:著)より】了
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その時上映していたのが、沼さんが出ていた「日本猟奇地帯」だったのだ。(後で調べるとその映画は「にっぽん’69セックス猟奇地帯」という中島貞夫監督のドキュメンタリーであった) https://t.co/nnUOz4monn #家畜人ヤプー #沼正三 pic.twitter.com/31UuP9EKiX
— 家畜人ヤプー倶楽部 Executive Producer 康芳夫 (@yapoo_club) August 22, 2019
今もなお、沼正三=倉田卓次説があるのは森下小太郎が、『諸君!』(82年11月号)に発表した〈三島由紀夫が絶讚した戦後の一大奇書『家畜人ヤプー』の覆面作家は東京高裁・倉田卓次判事〉と題した論考のせいである。 #家畜人ヤプー 全権代理人 #康芳夫 週刊文春(昭和57年 10月14日号)より pic.twitter.com/0f7PPHkBDL
— 家畜人ヤプー倶楽部 Executive Producer 康芳夫 (@yapoo_club) September 30, 2019
作者 倉田卓次 説からの話題です
— 家畜人ヤプー倶楽部 Executive Producer 康芳夫 (@yapoo_club) September 2, 2019
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戦後文学の裏面史をかざる大事件・・・・・・
倉田卓次(東京高等裁判所裁判官):週刊文春(昭和57年 10月14日号)よりhttps://t.co/GNWeaaadrh #家畜人ヤプー #沼正三
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右翼の殴り込みも宣伝材料に:「予期せぬ”幸運”が向こうの方から飛び込んできたのである。大阪の右翼が『都市出版』へ電話をかけてきたのである」 https://t.co/KDo6vC0zzQ #家畜人ヤプー 全権代理人 #康芳夫 pic.twitter.com/vmZiZ8yBQq
— 家畜人ヤプー倶楽部 Executive Producer 康芳夫 (@yapoo_club) September 16, 2019
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