虚人魁人 康芳夫 国際暗黒プロデューサーの自伝/康芳夫(著)より

虚業商法十カ条:第十条『ホラは大きいほど良い』(3)

こんな、私流のやり方を、ある知人は”毛沢東商法”と評した。ホラの吹き方、そのホラによって大衆を動かしていくやり方に毛沢東と共通するものがある、やはりオマエは中国人なんだな、と彼は言うのだ。

”永久革命”という、実現できっこない壮大なデイ・ドリームを夢想し続け、それによって、この三十年近く、中国八億の人民大衆を意のままに操ってきた毛沢東。しかもエドガー・スノーによると、彼は、決して自身のために、金をも権力をも欲してはいないと言う。確かに、毛沢東こそ、当代きっての”虚業家”と言ってもよかろう。そして、それならば、私のやり方と毛沢東のやり方に多くの共通点があるのも、また、当然の話である。

毛沢東の有名な言葉にこういうものがある。

「大衆に学べ」

「大衆に奉仕でよ」

”虚業家”として、私はもう一つつけ加えたい。

「大衆とともに」

”虚業家”が大衆を忘れ、大衆から抜け出て自分自身の利益や保身を計ったとき、彼はもはや

”虚業家”ではあり得ない。

・・・・・・次号更新【エピローグ】に続く

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『虚実皮膜の狭間=ネットの世界で「康芳夫」ノールール(Free!)』

真の虚業家の使命は何よりも時代に風穴を開け、閉塞的状況を束の間でもひっくり返して見せることである。「国際暗黒プロデューサー」、「神をも呼ぶ男」、「虚業家」といった呼び名すら弄ぶ”怪人”『康芳夫』発行メールマガジン。・・・配信内容:『康芳夫の仕掛けごと(裏と表),他の追従を許さない社会時評、人生相談、人生論などを展開,そして・・・』・・・小生 ほえまくっているが狂犬ではないので御心配なく 。

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