拝聴 康芳夫先生「神を呼ぶ男」:Fukujin N0.11 2006

拝聴 康芳夫先生「神を呼ぶ男」・・・21

拝聴 康芳夫先生「神を呼ぶ男」:Fukujin N0.11 2006

康 福田が最適任と思った。福田はその後、『新潮』に連載した『イデオロギーズ』で触れているけど、もう一つ不十分だったな。福田も戸惑っちゃったんだろうね。中沢は逃げちゃったしね。

澁澤 中沢さんのどういうところを買ってるんですか?

康 買ってるところは別にないよ。時代を捉える方向感覚は非常にいいんだけど。

澁 澤そうですか。

康 ただ、宗教学者はゴミみたいなものだから、宗教者になるしかないです。で、彼は一時、宗教者宣言出したの。

上杉 『週刊プレイボーイ』でね。

康 そうそう。あれは僕が彼に説教したから出したようなものだ。

上杉 でも、それからまた宗教学者に戻っちゃいましたね。

康 宗教学者なんてゴミのなかのゴミですよ。こんな不要な存在はない。島田裕巳っているでしょ。彼の方が、中沢よりマシだよね。

上杉 どういうところがですか?

康 例えばオウム問題に関して。正直であることはもちろんだけど、対応がファンダメンタルですね。彼には無理をしないで欲しいんだよね。かつてヤマギシ会に人ってたけど、その時点で彼は魔界に一歩入ったよね。理解じゃなくて了解してる、体中で解ろうとしていた。

秋山 それは康さんが背中を押して(笑)。

康 僕は彼を知らないけれど、紹介してくれればお話したいと思います。

南 教唆(笑)。

澁澤 一番遠い人だと思うんですよ。感覚的に。でも、自分の問題として、一番普通に考えてる人ですね、オウムのことを。

康 それと較べてみれば中沢はフレキシブルすぎるね。

秋山 でも、そういう人なわけで。それはそれで。

康 いいんだけどね。だったらさあ、宗教学者なんてバカなことやってないで・・・・・・。まぁ、いい男だけどね。いろいろヒントを与えてくれるから。

・・・以上、拝聴 康芳夫先生「神を呼ぶ男」:Fukujin N0.11 2006 より抜粋

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