家畜人ヤプー【ポーリンの巻】より

装幀・画:奥村靫正

故三島由紀夫が発掘、澁澤龍彦と共に激賞し、初版刊行以来、眩惑と官能の絢爛たる言葉の森が立ち騒ぐ不滅の魅力を発散し続けるマゾヒズム文学の最高峰。

愛と幻想の極北から打ち震える快楽の蜜(ことば)が滴り落ちる

解説 荒俣宏

家畜人ヤプー【ポーリンの巻】・・・太田出版(版)より

家畜人ヤプー【ポーリンの巻】より

ドリスは、手ばやくフリッパーを外し、左手にマントをつかみつつ、畜人皮(ヤップ・レザー)の長靴をはくと、肉踏段(タラップ)を一踏みして下半身をはねあげつつ両脚を開き、軽やかな二動作で鞍に跨った。

---

風俗奇譚(昭和45年7月臨時増刊号)小説 沼正三(著:嵐山光三郎)

異端は決して終わらない(荒俣宏)/小説 沼正三(嵐山光三郎)

---