家畜人ヤプー：その正体をめぐっては三島由紀夫や澁澤龍彦といった説もあちこちで出回ったりした
時間的スケールをもって大勢のファンに読み継がれているのが、戦後最大の奇書と呼ばれる『家畜人ヤプー』である。SMをテーマにした文学的純度の高い一種の冒険譚であり、そのストーリーの奇想天外ぶりと作者の教養的背景の高さには三島由紀夫が驚嘆し、「戦後最大の傑作」と惜しみない賞賛を贈った。国際的にも高い評価を受けており、翻訳がフランス、アメリカ、台湾ですでに出版されていて、近くロシア語版も出る予定である。
この本は内容以外のところでも大きな話題を振りまいた。一つは沼正三という著者が覆面作家であったことだ。その正体をめぐっては三島由紀夫や澁澤龍彦といった説もあちこちで出回ったりした。また、発売早々に、民族的な問題に触れているということで事務所が右翼の襲撃を受けて警察沙汰になったことも大きな宣伝となった。そんなことから話題が話題を呼んで、本は二〇万部を超す一大ベストセラーになった。
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#三島由紀夫 が絶賛し、戦後最大の奇書とされる「家畜人ヤプー」が中華民国で刊行されることの意義は推し測ることが不可能なくらい重要な意義を有しています。
— 家畜人ヤプー倶楽部 Executive Producer 康芳夫 (@yapoo_club) April 8, 2019
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『家畜人ヤプー』中国語版・刊行に際し https://t.co/OUbTg3tPOV #家畜人ヤプー 全権代理人 #康芳夫 pic.twitter.com/K7j3AdL6jV
＜最大の奇書＞ 家畜人ヤプー 仏語訳 2006年に「サド賞」を受賞 https://t.co/m4E5nQdsVo #家畜人ヤプー
— 家畜人ヤプー倶楽部 Executive Producer 康芳夫 (@yapoo_club) April 2, 2019
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