虚人魁人 康芳夫 国際暗黒プロデューサーの自伝/康芳夫(著)より
最初のゲートをくぐった−−−ソニー・ロリンズ、アート・ブレイキー(3)
初日のオープニングパーティーは東京駅の近くにある丸の内ホテルの地下にある丸の内クラブで行われた。ソニー・ロリンズは四時間サックスを吹きまくり、パーティーは最高に盛りあがった。その後の公演も、産経ホールをはじめとしてほとんどの会場が超満員で大成功に終わった。
ソニー・ロリンズのほかにも、ドラムスのアート・ブレイキー、ホレス・シルバーなどそうそうたる当時一流のジャズミュージシャンをたてつづけに呼んでいった。すべて日本初公演だ。
私たちの公演の成功で、その後彼らは何回も来日しているが、最初の招聘はすべて我々が仕込んでいたのだ。日本での本格的ジャズ公演ブームのきっかけを作ったといってもよいだろう。
・・・次号更新【『虚人魁人 康芳夫 国際暗黒プロデューサーの自伝』 official HP ヴァージョン】に続く
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— 康芳夫(国際暗黒プロデューサー) (@kyojinkouyoshio) January 10, 2017
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