虚業家宣言:康芳夫

いっせいに批判を開始した英国紙(1)

さて、私の発表と同時に、予想どおり世界中が大騒ぎになり、それに伴い、さまざまなリアクションが起こってきた。

本気に受け取ってくれた人は、ごく少なかった。何か別の目的のために、康があげたアドバルーンだと言うのは、むしろいい方で、大方は頭から否定してかかってきた。

その頃、ある週刊誌が私のことを特集記事に取り上げ、つけたタイトルが

《誰も本気にしない、例の呼び屋・康芳夫、一億五千万円のネッシー捕獲作戦》

さすがに週刊誌は状況を掴むのがうまいと、むしろ私は感心したものだ。

外電がこのニュースを報じると同時に、英国の新聞はいっせいに、批判のキャンペーンを始めた。

たとえば、八月十一日付の有力紙『ガーディアン』はこう言う。

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日本人は、われわれのネッシーを狙っている。英国の時計、テープレコーダー、ラジオ産業を追いつめ、トラファルガー広場の鳩に群がるだけでは満足せず、今度はネス湖の怪獣を探しに潜水艇まで持ってスコットランドへやって来ようというのだ。

ミスター・コウは英国の反対が、「日本隊がネッシーを殺そうとしているという誤解から出ている」と言う。確かにそうだ。ミスター・コウが望んでいるのはネッシーを捕まえて、世界中で見せ物にすることだろう

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・・・・・・次号更新【いっせいに批判を開始した英国紙(2)】に続く

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『虚実皮膜の狭間=ネットの世界で「康芳夫」ノールール(Free!)』

真の虚業家の使命は何よりも時代に風穴を開け、閉塞的状況を束の間でもひっくり返して見せることである。「国際暗黒プロデューサー」、「神をも呼ぶ男」、「虚業家」といった呼び名すら弄ぶ”怪人”『康芳夫』発行メールマガジン。・・・配信内容:『康芳夫の仕掛けごと(裏と表),他の追従を許さない社会時評、人生相談、人生論などを展開,そして・・・』・・・小生 ほえまくっているが狂犬ではないので御心配なく 。

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