警視庁にしぼられた出版記念会
『ヤプー』に関しては、もう一つ、その出版記念会のことも書いておかなくてはなるまい。
どうせなら、派手にショー形式にしようというので、銀座の超高級クラブ『レッド・.ミナーレ』を、ここの取締役・天野憲治氏が哲夫氏の弟だった関係で、借り切った。
演出は荻原朔美クン。場内では手足を鎖でしばられた黒覆面の男が床をはい回り、五人の女たちがムチで男たちを殴る。男たちに馬乗りになった女王・芦川羊子が登場すると、男たちは口で彼女の衣装を剥ぎ、裸にした。そして一人が女王の股間に顔を埋め、<舌人形>よろしく、舌で激しく愛撫、女王はしだいにのけぞり、歓喜の鳴咽を洩らすーーーもはや、演技の域を越え異様な雰囲気になってしまった。
そのうちに、今度は、彼女たちが、洗面器におしっこをし、男たちがそれを飲み出した。なかの一人は、スカートをまくり上げ、パンティを下げて、男の口に向けてジャージャー放出し始めている。これには私もビックリした。まさか、そこまでやるとは思ってもいなかった。参会者たちも、あまりのことにヤジ一つ飛ばさないで静まり返っていた。
おかげで記念会そのものは大成功だった。あんな”出版記念”はもう二度とないだろう。だが、後日、私は警視庁に呼ばれ、延々八時間、コッテリと脂をしぼられた。
・・・・・・次号更新【沼正三の正体】に続く
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『虚実皮膜の狭間=ネットの世界で「康芳夫」ノールール(Free!)』真の虚業家の使命は何よりも時代に風穴を開け、閉塞的状況を束の間でもひっくり返して見せることである。「国際暗黒プロデューサー」、「神をも呼ぶ男」、「虚業家」といった呼び名すら弄ぶ”怪人”『康芳夫』発行メールマガジン。・・・配信内容:『康芳夫の仕掛けごと(裏と表),他の追従を許さない社会時評、人生相談、人生論などを展開,そして・・・』・・・小生 ほえまくっているが狂犬ではないので御心配なく 。
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