拝聴 康芳夫先生「神を呼ぶ男」:Fukujin N0.11 2006

拝聴 康芳夫先生「神を呼ぶ男」・・・12

拝聴 康芳夫先生「神を呼ぶ男」:Fukujin N0.11 2006

櫻木 森田必勝は?

康 彼は別のルートで僕と接触があった。三島由紀夫が焼きもち焼いたんだ。その件については文春にいた僕の友人が詳しく『諸君』に書いています。

秋山 しつこいようですけど、退屈しのぎだから愛情とは違うんですか?オモチャだと仰ってましたけど。すごく素朴に好ましいというか、そういう感覚は出入りしてる人やお会いした人に・・・・・・。

康 誰が好ましくて誰が好ましくないかってこと?

秋山 そうじゃなくて。お会いするのはオモチャばっかりじゃないですよね。

康 好きだからオモチャにしてる部分はあるよね。

末井 今もそういう方はどんどん押し寄せて来てる?

康 来ますね。本を読んできた人も含めてね。

秋山 あの本を読んだらそうだろうね。救いを求めて来る人とか。

康 救いかぁ。

南 隙あらば救いを求めたい人は山のようにいますから。

康 これは査問委員会か(笑)。秋山君が救済と言ったけど、なぜ宗教家はすぐに救済とか考えるわけ?救済とか解脱とか。

上杉 あんまり言わないですけどね。

・・・以上、拝聴 康芳夫先生「神を呼ぶ男」:Fukujin N0.11 2006 より抜粋

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『Fukujin ~漬物から憑物まで~』明月堂書店

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